親も亡くなり長らく空き家になっていた実家
その維持管理も大変なので思い切って売却することを兄弟で話し合って決めたかもしれません。
でも、そこで兄弟の中から
「ご近所さんには挨拶しなくていいのかな?」
という意見が上がった。
確かに親が生前にお世話になったのも事実。
でも、わざわざ挨拶にまで行く必要があるのか?
悩むところです。
結論から言えば
できることなら実家の売却でご近所さんい挨拶しておいたほうが良い
ともいえます。
その理由はというと
実家の売却でご近所に挨拶したほうが良い理由①買ってくれるかもいしれない
実は中古住宅の一番のターゲットとなるお客さんはご近所さんなんです。
ですから
「早く」
「高く」
実家を売却したいのならご近所さんにも売却のことを知ってもらわなければなりません。
ただ今は我々不動産業界もインターネット全盛の時代です。
以前のようにチラシを「ポスティング」や「新聞折り込み」もやらなくなってしまいました。
そんなことから意外とご近所さんがあなたの実家の売却が知らないことって多いのです。
別に日頃から家を探しているわけではないので、不動産のポータルサイトなんか見ないですしね。
しかし、それが今の家のすぐ近所だったら話は違います。
昔から
「隣の土地は倍の値段を出しても買え!」
という格言もあるくらいです。
特に両隣や裏にお住まいの方なら、あなたの実家を購入することで
・間口が広くなる
・表通りに面することができる
・親や子供を呼び寄せられる
などメリットもあるからです。
実家の売却でご近所に挨拶したほうが良い理由②へそを曲げられたら大変なこともある
実家の売却でご近所さんも少なからず関係してきます。
それは土地の境界確認や越境物の問題です。
次の実家の買主には土地の境界のことも説明しておかないと後々トラブルにもなりかねません。
あるいは、土地を分割して登記する分筆のためには、きちんと土地境界確認の書類を作成してお隣さんにも実印で署名してもらわないといけないケースも出てきます。
また意外と隣の軒先やクーラーの室外機などがこちらの土地に越境していることもあります。
そんな時には
「将来の建て替えの時には撤去します」
という「将来撤去の覚書」をお隣さんい署名捺印してもらわないと実家の売却に問題が出てくることもあります。
「売りに出ていたんだったたらウチが買ったのに・・・」
そんなことで実家の売却でご近所さんにヘソを曲げられたら困ることも多いのです。
とにかく実家の売却では、ご近所さんと良好な関係を築いておくことはとても大切です。
実家の売却でご近所に挨拶したほうが良い理由③不安を取り除く
長らく空家で誰も出入りゾロゾロと出入りしだすとご近所さんも不安になります。
実家の売却の不動産業者や購入見込みのお客様が
「不審者かも?」
なんて警察に通報されても困ります。
実家の売却でご近所に挨拶したほうが良い理由④ 解体などで迷惑をかけるかもしれない
特に古いいオンボロな実家だと売却前にまず建物の解体をしなければいけないことあります。
解体工事は
・騒音
・ホコリ
・振動
などが伴います。
ご近所さんにもそれなりの迷惑をかけてしまうこともあります。
だから実家の売却ではご近所さんにまず挨拶しておいたほうが良い
実家の売却に際して
できることならご近所さんにはあいさつしておいたほうがいい
と思います。
どこまでがご近所さんなのか?
ということも悩ましいものですが、上記の4つに関係しそうな範囲で構わないと思います。
特に親が生前お世話になったご近所さんにはちょっとし手土産も持ってご挨拶しておいたほうが良いのではないでしょうか?
実家じまいの挨拶での手土産について
実家じまいという大切な節目でのご挨拶は欠かせませんよね。
そんな実家じまいの挨拶で少し頭を悩ませるのが「手土産」かもしれません。
実家じまいの挨拶で手土産は感謝の気持ちを伝える良い機会ですので、いくつかポイントを押さえて選んでみましょう。
誰に渡すのか?
実家じまいの挨拶で手土産を誰に渡すのか?
それには2つのパターンが考えられます。
- お世話になった近所の方々
長年の感謝を込めて、ご挨拶に伺う方々です。 - 実家じまいを手伝ってくれた方々
親族や友人など、片付けや引越しを手伝ってくれた方々へのお礼です。
実家じまいの挨拶での手土産選びのポイント
実家じまいの挨拶での手土産選びでは、今合あことにも配慮したほうがいいでしょう。
①相手への配慮を最優先に
- 日持ちするもの
急いで消費する必要がない焼き菓子、個包装のお菓子などがおすすめです。 - 持ち運びやすいもの
相手が持ち帰りやすいサイズや重さのものを選びましょう。 - 万人受けするもの
好みが分かれにくい、有名店の銘菓や地域の特産品などが喜ばれます。 - アレルギーへの配慮
もし分かれば、アレルギーの有無を確認できるとより親切です。
② 金額の目安
相手との関係性によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
- 近所の方々
1,000円~あ1,500円程度。 - 手伝ってくれた方々
1,000円~3,000円程度。お弁当やお菓子、飲み物なども含めると良いでしょう。
③ どのようなものがおすすめか
- お菓子
個包装の焼き菓子、おかき、煎餅、羊羹など。日持ちがして分けやすいものが良いでしょう。百貨店や有名デパートに入っているブランドのお菓子は喜ばれます。 - 食品
高級な調味料、お茶、コーヒー、佃煮など。相手の好みが分かればおすすめです。 - タオルや洗剤などの消耗品
実用的なものが良いという方にはおすすめです。
④ 渡すときのマナー
- 感謝の言葉を添える
「長い間お世話になりました」「〇〇さんがいてくださって助かりました」など、具体的な感謝の言葉を添えましょう。 - 熨斗(のし)
基本的には「御挨拶」や「御礼」の表書きで、紅白の蝶結びの水引を使用します。
実家じまいの挨拶の手土産の具体的な手土産の例
実家じまいの挨拶の手土産の具体例です。
近所の方々向け
- 地元の銘菓
その地域で長く愛されているお菓子は、話のきっかけにもなります。 - 有名店のクッキー詰め合わせ
誰にでも喜ばれる定番です。 - 小分けになったお煎餅やおかき
甘いものが苦手な方にもおすすめです。
手伝ってくれた方々向け
- 少し上質な洋菓子や和菓子
有名パティスリーの焼き菓子セットなど。 - お茶やコーヒーのギフトセット
休憩時にも楽しめる実用的なギフトです。 - 商品券(クオカアードなど))
相手が自由に使えるので、最も喜ばれることもあります。
実家じまいのご挨拶は、これまで支えてくれた方々への感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
心を込めて選んだ手土産と共に、あなたの感謝の気持ちが伝わることを願っています。