亡くなった親の土地の名義変更しないとどうなる
亡くなった親の土地の名義変更しないとどうなる?
いつもあなたの頭の片隅に浮かんでは無理やり打ち消してているかもしれません。

空き家の実家の問題を解決するには
片付けも大変
他の兄弟たちとの話し合いも大変
だからです。
なにもあなたが率先して空き家の実家をどうにかしようとしても「骨折り損のくたびれ儲け」になることは目に見えています。
言い出しっぺが一番損をするのも空き家の実家の問題だからです。

しかし、このまま見て見ぬふりをして放置していると、いずれそれは大きな問題となってきます。

次世代のあなたの子供
実家のまわりのご近所さん
もう本当にに大迷惑になるんです。

放置された空き家の実家
数十年後には次世代や次々世代の孫やひ孫はその存在すら知らないことでしょう。
しかし、それで責任が回避できるわけではありません。
火災になったり倒壊してまわりに被害を与えて時にはその損害賠償問題も考えられます。

ですから、空き家の実家をどうする?は今の世代で解決しないといけない問題なのです。

亡くなった親の土地の名義変更しないとどうなる?売却も貸すこともなにもできなくなるかも?

亡くなった親の土地の名義変更をするには相続人全員で話し合い、遺産分割協議書を作成しなければなりません。
※遺言書があれば別ですが、おそらくないはずです。 なぜなら遺言書を作るくらい考えがまとまっていたら、そんな事態にはならないはずだからです。

そこで、亡くなった親の土地の名義変更しないとどうなると思いますか?
問題は、10年後?20年後?
もしかしたら数十年後に大きな問題が起こってくるのです。

なぜなら、その時に関係する相続人はネズミ算的に激増している可能性が大きいからです。

両親ともに亡くなっている場合、その相続人は兄弟姉妹だけで済みます。
これなら、話もまだまとまりやすいかもしれません。
しかし、これが10年後?20年後?数十年後にはその中に亡くなってしまうこともよくある話なのです。
そうなると代襲相続と言って、その相続人の権利をその亡くなった相続人がさらに引き継ぐごとになるのです。

あるいは、相続人の誰かが認知症を発症してしまう可能性だってありますよね。
※亡くなった親の土地の名義変更のために後見人を立てるのはデメリットが大きすぎます。

数百万円の実家の売却で日本全国にバラバラに散らばった相続関係人20名以上ということも

私が経験したことがあるだけでも、オンボロの実家の数百万円程度の売却で相続人が20名以上というケースもなんどか遭遇しました。

亡くなった兄弟の子供
つまり甥っ子や姪っ子を含めても亡くなった親の土地の名義変更のための遺産分割の話し合い。
あるいは、従兄弟同士の亡くなった祖父の土地の名義変更のための遺産分割の話し合い。
※従兄弟同士なんてお互いの住所や連絡先すら知らないものです。

これらの方々全員に亡くなった親の土地の名義変更の話し合いで意見をまとめあげるのは簡単な話ではないのです。

さらに、亡くなった親の土地の名義変更のための遺産分割協議書には相続人全員の署名と実印(印鑑証明書付き)が必須なんです。

こんも相続人間の意見をまとめるのは、不動産業者でも司法書士でもありありません。
相続人同士でまとめなければならないのです。

亡くなった親名義の土地が数億円の価値があるものならば。弁護士を立てるのもいいでしょうが、それほどの価値が無ければ弁護士を立てるのもナンセンスです。
弁護士の報酬を考えれば、その価値に見合うものではありません。

亡くなった親の土地の名義変更しないとどうなる?名義に関わらず維持費はかかる

実家 空き家 維持費

実家が空き家でも、その維持費は負担しなくてはなりません。
毎年で考えると何とか払える負担金額でもありますが、これが10年20年と続くとその金額はとても大きな無駄となります。

亡くなった親の土地の名義変更をしないのは
・遺品整理
・他の兄弟たちとの話し合い
いろいろ考えるだけで憂鬱になるからかもしれませんね。
でも、そのまま放置しているとそのツケはいずれ大きく降りかかってくるのです。

【空き家の実家の維持費は年間40万円以上かかっている人もいる】

このまま空き家の実家の維持費をを負担し続けるか?
それとも
解体したり売却したりして空き家の維持管理から解放されるか?
それはあなたの決断ですが、あまり時間は残っていないことだけは知っておいてください。

なせなら、今のあなたには
体力気力がまだ残っている
他の兄弟たちとも話し合いができる関係が続いている
状態でしょう・

しかし、これが十数年後なら
もうあなたに体力気力は残っていない
他の兄弟が亡くなったら甥や姪(あるいは従兄弟同士)で話し合い相談をしなければならない
のです。

亡くなった親の土地の名義変更しないとどうなる?片付けや遺品整理もより大変になる

実家の片付け 大変

空き家の実家
きっと亡くなった「両親が住んでいた状態のまま」だと思います。
今でもまだ亡くなった両親がそこに住んでいるような気がしませんか?

そんな気持ちのままで空き家の実家の片付けなんてとても辛いですよね?

でも、いつかはやらないといけません。
親を亡くした子供たちみんなそれを乗り越えていっているのです。

【実家の片付けをしていたら涙が出てきた】

空き家の実家を「処分する」「解体する」にしても片付けは必要

いつかは空き家の実家もなんらかのことをしなければなりません。
それは秋の実家の売却処分や解体工事かもしれません。
でも、売却処分するにしろ解体工事をするにしろその前に空き家の実家の片付けは必要なんです。

【実家の解体前に片付けが必要な理由】



亡くなった親の土地の名義変更しないとどうなる?解体工事の費用も問題になる

実家 解体

いつ倒壊してもおかしくはない?
空き家の実家はそんな状況ですか?

そのままでは倒壊して怪我人でも出たら大変です。
そんな危険な空き家は早めに解体したほうが得策です。

しかし、空き家の実家の解体費用はかなりまとまった金額になります。
それをどう捻出するか?
かなり頭の痛い問題でもあります。

木造住宅の解体費用
坪当たり3万円~4万円程度
鉄骨造住宅の解体費用
坪当たり4万円~5万円程度
鉄筋コンクリート造住宅の解体費用
坪当たり5万円~6万円程度

ちょっとしたお家でも軽く百万円は超えてきますからね。

このあたりは他の兄弟姉妹たちともしっかりと話し合っておかなければなりません。


実家の空き家をどうする?売却処分という選択

実家 空き家 処分
相続した空き家の実家の売却処分
意外と大変なことも多いのです。

お金の話を他の兄弟姉妹たちと話し合う

ここでよくある問題は
実家の空き家を売却処分したお金をどうくぁるか?
です。
子供は法律でみんな平等な相続する権利が保証されている?
そんな勘違いをされている方も少なくありません。

確かに法定相続割合は子供たちはみんな同じです。
しかし、相続の手続きは相続人全員の合意と署名捺印が必要になります。
誰かひとりでもそのお金?分け方に不満があって反対したら?
もう秋鵜あの実家は売却処分できません。

子供はみんな同じという法定相続割合という同じ金額で分けるのは納得できない?

もしあなたが親の介護を一生懸命尽くしてきたのなら
3000万円で実家が売却処分できそうなので兄弟姉妹3人で1000万円ずつ分ける
ということに納得できますか?
いくら実家を売却してお金が入ってくるからといって、それでは今までの苦労がまったくの「骨折り損のくたびれ儲け」のような気がして納得できないのではないでしょうか?

このあたり、たとえ兄弟であってもなかなか自分の本音を伝えることも難しく
結局
実家の売却には反対
という答えでお茶を濁す方が少なくないのです。

親の家だと思っていたら祖父名義だった

あなたの親が相続登記をしていなかった・・・
これ、意外とよくあある問題です。

登記簿を調べたらおじいちゃんの名義のまま
これだとまず祖父名義から相続人の誰かの名義に変えないといけません。
空き家の実家を売却してそのお金を分ける話し合いをしていた子供たちからすれば、まさに青天の霹靂です。
実家の売却に叔父さんや叔母さん(または従兄弟や従姉妹)とも相談しなければならないのです。

まずは実家の売却話はさておき、祖父名義から子供たち名義にすることを話した方がいいかもしれません。

とりあえずは実家の登記情報くらいは調べておきましょう。
実家あの売却で、いくら権利証と親の実印があっても何の意味もありません。

亡くなった親の家をどうする?まだ決断できないからもう少し時間が欲しい

空き家 実家 寂しい

実家の空き家をどうするか?
これは決して簡単に決断できる小野ではありません、

親を亡くしたか悲しみからの心の整理
生まれ育った実家がなくなってしまう寂しさや悲しみ
他の兄弟たちとの意見調整

いろいろな事情や理由があると思います。

ただ、いずれはこのことは裂けては通れない道出るとは忘れないでください。

実家の空き家をっどうするか?
決断するためには、時期やタイミングも重要です。