実家の解体費用は誰が払う?
相続の遺産分割協議が終わるまでは相続人全員で共有している状態とみなされます。
ですので、本来は相続人全員でその相続割合に準じた負担にすべきものでもあります。
しかし、この費用負担で話がまとまらずに放置され危険な空家になるケースが後を絶ちません。
もはやもう住めないような空き家であれば、まず解体費用の見積もりをとってその分を差し引いた評価で相続の遺産分割協議を進めるのもいいかもしれません。
「空き家のまま放置している実家。
そろそろなんとかしないといけないのはわかってるんですけどねぇ。
なかなか空き家の実家の解体費用を兄弟でどう負担をどうするか?の話し合いがまとまらないんですよ」
そんなお悩みの方も少なくありません。
とにかく相続した空き家の実家の解体費用を兄弟で誰が払う?どう負担すればいいのか?少し私と一緒に考えてみませんか?
実家の解体費用を誰が払う?兄弟で話し合う前にやることはズバリ「解体費用にいくらかかるか見積もりをとること」です
空家問題は深刻です。
日本全国に空き家はそれこそ溢れかえっています。
参考:国土交通省 令和元年空き家所有者実態調
空き家の実家の解体費用の目安は以下の通りです。
坪当たり3万円~4万円程度
鉄骨造住宅の解体費用
坪当たり4万円~5万円程度
鉄筋コンクリート造住宅の解体費用
坪当たり5万円~6万円程度
実家の延床面積の合計を3.3平米で割って大体の坪数を計算したら、この解体費用坪単価を掛けてみていただければ概ねの解体費用の目安が計算できます。
延べ床面積がわからない場合は
・登記簿や権利証
・固定資産税請求書
から調べてみましょう。
しかし、これはあくまで目安であり
・解体費用相場は地域によって異なる
・現場(前面道路幅員や隣家との距離など)によって大きく変わります。
ことがあります。
できれば解体業者に実際の見積もりをとるのが確実です。
実家の解体費用がわからないと兄弟に相談しても話は進まない
長男:「父さんや母さんたちが住んでたあの実家、最近ご近所さんから苦情が出ているんだ!そろそろどうにかしないといけないんじゃないか」
次男:「そうだよね
この前、通りがかったら今にも倒壊しそうな状態だったしな」
長男:「ところでその解体費用の件なんだが、兄弟みんなでどう負担するか今度話し合わないか?」
次男:「う….う…うんわかったよ。
でも最近ちょっと仕事が忙しくて時間が取れないんだ。また連絡するよ、兄さん」
次男の気持ち「ええええっ?まいったなぁ・・・
次男の俺にも金を出せって言うのかよぉ?
いったいどれくらい出せっていうんだろうな?
まあ、急ぐ話じゃないし、とりあえずできるだけ実家の解体の話題は避けるようにしておこう」
なぜなら、みんなお金を貰うのは喜びますが1円でも出ていくのは嫌なものだからです。
それも「いくら負担しないといけないのか?その金額もわからない?」状態では答えられないのも当然です。
実家の解体費用を兄弟には具体的に説明しましょう
長男:「実はみんなで相続した空き家の実家の解体の件なんだが見積もりをとったら100万円ほどかかりそうなんだ。
そこで長男の俺が40万と次男のお前と妹の◎子で30万円ずつの負担でどうだ?」
次男:「兄さん、ちょっと俺も今はその負担は厳しいな。
それに妹の◎子も嫁いだ身だし、こっちの実家の解体費用の負担は旦那にも言い難いんじゃないか?」
長男:そうか・・・
じゃあ長男の俺がとりあえずいったん負担しておくから安心してくれ。
ただ解体が終わったら売却してそのお金から解体費用の負担分は清算するということでどうだ?
次男;「それでいいんじゃないか
今度 実家に置いてある俺のものや形見代わりのものも取りに帰るわ
兄さんも一緒のほうがいいから、日時は調整しようじゃないか」
「ふぅぅぅ、やっと空き家の実家の解体話が進んでよかった。
ご近所さんからの苦情はみんな長男の俺のところに来ていたし、
頭を悩ませていたんですよ。
それに実家の売却話も進んだのもよかったです。
実家の売却は兄弟の中でもタブーになっていましたからね。
今回の実家の解体がいいきっかけになりました」
やはり実家の解体にいくらかかるのか?具体的な解体費用の負担がわかっていると実家の解体の話し合いもスムーズに進みやすいものです。
さらには実家の解体をきっかけになにも進まなかった実家の問題が一気に解決に向かうことも多いのです!
実家の解体費用を誰が払うか?兄弟で話し合っておいた方がよい理由
相続した空き家の実家を解体したほうがよい理由は以下の通りです。
・空き家の管理の煩わしさから解放される
・売却もしやすくなる
空き家の実家の管理から解放される
相続した空き家の実家を解体することで得られる最大のメリットはなんといっても
空き家の実家の管理から解放されることでではないでしょうか。
近所からの苦情
少し放置しただけですぐに生い茂る雑草
なにか事故があった場合の損害賠償リスク
思い切って実家の解体をしてしまえばそんな頭の痛い悩みからも解放されます。
空き家の実家の管理を押し付けれられるのは「長男家族」や「近所に住む兄弟の誰か」が多いと思いまさう。
それ以外の人はみんな他人事と思って真剣に空き家の実家の管理の苦労を考えてはいません。
実家を解体しておけば売りやすくなる
実家を解体しておけば売れやすくなります。
それは2つの理由からです。
実家の売却に反対する兄弟の理由
実家を売却しようとすると必ずと言っいいほど兄弟姉妹の誰かが反対します。
それは「親の住んでいた実家が無くなる」という悲しさからのことが多いです。
私も相続専門の不動産会社なのですが、このケースってメチャクチャ多いのです。
売却の値段も決まって、購入者もやっと見つかったのにいざ契約の運びとなると最後の最後でドタキャンとなるのです。
相続手続き(相続登記)がきちんと終わってないケースも多いので、売却には相続人全員の承諾が必要になります。
誰かひとりでもヘソを曲げてしまうと売却できないのです。
困るのは、いつもそのことを最後の最後に言い出すことが多いのです。
いざ親の家がなくなってしまう悲しみや寂しさはよく理解できるのですが、契約後にそんなことを言い出すと手付金倍返しのトラブルにもなりかねません。
解体した後は少しでも高く買ってくれる購入希望者を探すだけなんです。
倒壊寸前のボロ家が建っている土地は見栄えが悪く売れにくい
もちろん、ボロ家が建ったままの状態でも売却は可能です。
でも、それは不動産会社が建売住宅用地として購入することがほとんどです。
その分、買いたたかれてしまうのはやむ負えないことなんです。
高く売ろうとするなら一般エンドユーザー客に売却するのが一番です。
でも、そこに倒壊寸前の幽霊屋敷みたいなオンボロな家が建っていると、一般エンドユーザーにはなかなかバラ色の未来をイメージできないんです。
自分たちで土地を買って家を建てた後の素敵な生活を想像できないんです。
また、購入金額以外になってしまう解体費用をローンに組み込むのはまた手間や労力のかかることなんです。
ただでさえ自己資金の少ないお客様が多いのですが、建物建築以外の解体費用を住宅ローンに組み込むのは新たに解体工事の見積もりをとって銀行に相談しなければなりません。
もちろんそのあたりはハウスメーカーも協力するのですが、その度にそのハウスメーカーが依頼した下請け解体業者が現地を確認して見積もり費用を試算します。
その解体費用を考慮したうえで、その土地に建てる住宅の予算を組まなければならないのです。
築古の家が建っている場合、お客さんの結論が「解体費用の見積もりをとる」という余分な作業がワンクッション多くなることでとても時間がかかってしまいます。
隠れた瑕疵がみつかることもある
これは不動産会社である私も良く経験することなのですが、解体して初めて発覚する問題もよくあるのです。
例えば、
裏の家のクーラーの室外機や軒(のき)が越境していた
というケースは珍しくありません。
「じゃあ、それがわからないように売ってしまえばいいじゃないか」
なんて考えないでくださいね。
これは元の売主が解決しなければならない問題なのです。
これが契約後に発覚すると大問題です。、
契約前に分かっていれば
・時間をかけて解決する
・買主に事前に説明して了承してもらう
ということができるのです。
実家の解体前に荷物の整理が必要だから
実家の解体前に荷物の整理が必要なのをご存知ですか?
実家に他の兄弟の荷物がそのまま実家に残ったままだと解体費用もできないのです。
相続の名義変更をしていない実家を解体する場合
建物の解体と相続の話はリンクしています。
ですので、名義変更していない相続した建物を解体することもあります。
実家の解体手続きに建物滅失登記があります。
建物滅失登記とは、解体してもう存在しない建物の登記を消す手続きです。
なぜなら存在しない建物の登記が残っていると固定資産税などの税金が徴収され続けたり、売却時や新たに縦もいのを建築する時に問題が生じます。
建物滅失登記は相続人の中の一人でも行える
建物滅失登記の申請をできる人は、相続人の誰かひとりからでも行えます。
滅失したい対象となる建物の所有者が相続で共有の場合、共有者のうち一人が単独で申請することができます。
この点で建物滅失登記の手続きは、他の相続手続きと異なり相続人全員の印鑑や署名は必要ありません。
相続人の中のおひとりで可能です。
実家の解体費用の相場の目安
とはいっても
「いったいどれくらいかかるのか?」
目安だけでもしっておきたいものですよね。
とりあえず解体工事費用相場の目安はこんな感じです。
坪当たり3万円~4万円程度
鉄骨造住宅の解体費用
坪当たり4万円~5万円程度
鉄筋コンクリート造住宅の解体費用
坪当たり5万円~6万円程度
これがひとつの目安となります。
ただ、これは地域にもよって若干増減してしまうこともあります。
実家の延床面積の合計を3.3平米で割って大体の坪数を計算したら
この解体費用坪単価を掛けてみていただければ概ねの解体費用の目安が計算できます。
延べ床面積がわからない場合は
・登記簿や権利証
・固定資産税請求書
から調べてみましょう。
40坪の家の解体費用の目安
木造40坪の住宅を解体する場合の相場は、約120万円~200万円が目安になります。
解体費用には、撤去費用と整地費用も含まれます。
50坪の家の解体費用の目安
50坪の木造住宅の解体費用相場は、約150万円~約200万円が目安になります。
解体費用には、撤去費用と整地費用も含まれます。
浄化槽の撤去費用に注意
また、気を付けていただきたいのが意外と浄化槽の撤去費用が高いです。
1か所あたり50万円~70万円程度
もし、その空家の実家に下水道が無くて浄化槽ならその分を上乗せしておいてください。
空き家の実家の解体費用を安く抑えるためには
この解体費用なのですが、時期や需要の状況により変動することもある事を知っておいてください。
解体前に荷物など実家の片付けは必須
リサイクル法施行後は、解体と片付けは別物になってしまったことを知っておいてください。
解体業者は解体のプロであっても片付けのプロではありません。
ですから、解体前に片付けをしなければなりません。
台風・地震・津波・大雨など天災が起こった時期は高くなる
私たちみたいな不動産を扱う会社にも
「ぜひ、解体する方を紹介してください」
と解体業者から営業がよく来ます。
ところが、地震・台風・大雨・津波など天災が起こると解体業者の対応は180度一変します。
需要と供給のバランスが一気に壊れてしまうのです。
空き家の解体の見積もりを依頼しても
現場を見にも来ない?
出てきた解体見積書の金額に目が飛び出る!
ということも多いのです。
ただ、数か月も経てば状況は元に戻ります。
空き家の危険度にもよりますが、あえて解体時期をずらすことも考えましょう。
解体しやすい季節や時期
夏場(台風シーズンや梅雨時期)
冬場(降雪など)
現場の解体工事の効率が落ちる時期もあります。
思わぬ解体工事の遅れが発生したり
猛暑・厳冬の中の解体工事は作業効率が落ちてしまいます。
できれば、穏やかな季節がベターかもしれません。
解体業者の解体現場の距離
廃棄物を運ぶトラック
解体工事に持ち込む重機
それらの移動も見積金額の大きなウエイトを占めます。
そのため、現場から近い地元の解体業者のほうが安い見積もりを出してくることもあります。
できれば複数の解体業者から見積もりを取るのも得策かもしれません。
忙しい解体業者か?ヒマな解体業者か?
このあたりは少し微妙なところもありますが
忙しくて手が回らないような解体業者は強気の解体工事見積を出してきます。
反対に大きな解体工事がキャンセルになったりして、手が空いた解体業者は低めの見積もりを出してくることもあります。
急がない解体工事であれば、そのあたりの事情も説明すれば安くできる可能性もあります。
あまりにも安い解体費用見積もりを出してくる解体業者には要注意
確かに1円でも安く解体費用を抑えたいのが正直なお気持ちでしょうが
あまりに安い解体費用を提示してくる解体業者には少し注意が必要です。
何社か複数の解体業者の見積もりを比較して、とんでもない安い見積もりを出してくる解体業者には気を付けなければいけません。
きちんと残材や廃材を処理してくれないこともある。
これは不動産屋である私も経験したことがるのですが、
なんとその解体業者は取り壊した残材を現地に埋めて隠していたのです。
後から出るわ出るわ!コンクリートの塊やいろいろな残材が・・・・!
その土地を購入していただいたお客様が家を建てるために、
土地を掘ったらそんなゴミがわんさか出てきたのです。
「うちはこんなゴミまで買ってません!」(怒)
と新しい所有者である買主はカンカンです!
「あわや裁判?」
そんなところにまで発展しかねませんでした。
今はなにを捨てるにも大きなお金がかかります。
それを節約するためにそんなことを平気でする解体業者もいます。
悪徳解体業者には「その残材!うちが埋めたっていう証拠がありますか?」
なんて開き直る解体業者もいます。
確かにゴミ同然のスクラップやコンクリートの塊に名前なんか書いていませんよね?
でもそこには築数十年の古~い建物が建っていました。
そんな古い建物が建っている土地に建築前からそんな残材が埋められていたなんて考えられないのですが、それを証明するなんて不可能ですよね。
しかも、実家売却のための解体工事ならそんなことは新しい買主には関係ありません。
問題は
買主 VS 建物の解体業者
ではなく
買主 VS 売主
なんです。
結局、売主に再度掘削してもらってその残材を撤去してもらいました。
解体費用を安く抑えるためにしたことが、かえって高くついてしまいました。
実はぼったくり悪徳解体業者はたくさんいます
悪徳解体業者はうまくあなたの弱みに付け込んできます。
これは高齢者をターゲットにした悪徳リフォーム業者と同じ手口です。
なにも知らない高齢者はコロッと騙されてしまうんですね。
大きな台風や地震の後は要注意|悪徳解体業者が狙う最高のチャンス
大きな台風の後や地震の後は悪徳解体業者に特に気を付けてくださいね。
確かに超緊急事態なら多少のぼったくり価格も仕方ないこともあります。
でも、まだ少しでも時間に余裕があるのなら慎重に決断してください。
災害直後はさすがに職人さん確保も難しく、解体の見積もりすらとれないことも多いですがものの数か月もすれば落ち着いてきます。
慌てて依頼した空き家の解体工事が相場の数倍もすることがわかっても後の祭りです。
空き家の実家の解体費用見積もりが妥当かどうかは相場から判断
実家の解体費用の見積もりは兄弟の誰かの知り合いの業者にしないほうがいい
実家の解体話が持ち上がった時に、兄弟の誰かに建築業界の知り合いがいることもあるでしょう。
そこで、よくその知り合いに相談することも多いのですがあまりおすすめはできません。
なぜなら昔から建築業界には
元請け⇒下請け⇒孫請け
という悪しき習慣があるからです。
だから、どこの建築業者でもどんな工事でもできますが、必ずしも自社施工というわけではないのです。
元請け⇒下請け⇒孫請け
と工事が下請けに流されることによって、必ずそこには中間マージンが発生します。
知り合い特別価格とはその中間マージンが低めに設定される程度なんです。
ですから
知り合いの建築業者の解体費用見積もりが必ず安いとは限らない
ことは肝に銘じておいてください。
おのずと空き家の解体費用が水増しされた見積書となってしまいます。
また、下手に知り合いということで思い切った値引き交渉やその見積もりが妥当かどうかの相見積もりをとることもなかなか難しいものです。
やはり、直接解体工事を請け負う業者に相談したほうが得策です。
また複数の解体業者から見積もりをとった方が納得もできます。
結論から言うと
空き家の解体費用の妥当な価格は複数の解体業者から見積もりをとるしかない
ということです。
地域や接道状況によって解体費用は大きく変動します。
家の中にある残地物の状況でも変わります。
元請けで自社施工なのか?下請けに回して中間マージンだけ抜いているのか?
さまざまな事情で解体費用はかなり変わりますし、それも解体相場というものなんです。
ですから複数の解体業者の見積もりを取り寄せたほうがよいと思います。
おそらくそのバラバラの見積金額に驚くことも珍しくないのです。
実家の解体で安心できる複数の解体工事業者から見積もりをとるのが重要
ここではそすすめの空き家の一括解体工事見積もりサイトのご紹介もしておきますのでぜひご活用ください。
すべての見積もりは無料ですのでとりあえず
「どれくらいの解体費用がかかるのか?」
だけでも調べておくことをおすすめします。
そんなことから私は空き家の解体工事には一括見積サイトから複数の解体業者の見積もりをとることをおすすめしています。
比べて安心最安値 クラッソーネで一括無料見積もり
おすすめの一括解体見積もりサイトは「ィらっそーね」です。
他のサイトにはない特徴もあります。
もしも解体工事を依頼した業者が倒産や急に連絡が取れなくなったらどうしますか?
もしも工事中にお隣のブロック塀や壁に傷をつけてしまたらどうしますか?
解体業者が誠実な対応をとってくれないことも考えられます。
実家の解体を兄弟たちが反対する理由「固定資産税が高くなる」
相続した空き家の実家を解体しない理由
それは固定資産税が高くなることです。
たとえ倒壊寸前のボロ家であっても、建物がある土地は固定資産税が減免されます。
これが今の日本で危険な空き家が放置される理由かもしれません。
でも「税金が高くなるから解体しない」
「実家の売却は寂しい」
それって問題の先送りでしかないのです。
放置された空き家の問題はあなたの子供や孫など次世代に大きなツケを回すことにある。
時が経てば経つほど法律的にはどんどんネズミ算的に相続人が増えてゆきます。
もはやその相続人たちのほとんどは、そのボロ家の相続人が自分であることすら知らないことでしょう。
そして今は「空き家特別措置法」も施行され行政が強制的に危険な空き家を解体できるようになりましたし、もちろんその費用は相続人に請求されます。
それならまだしも、なにか事故や事件が起こればその損害補償リスクはとても怖いものになります。
固定資産税アップの対策
固定資産税が上がるといっても地方の田舎であればもともと低い金額ですので、アップしたといっても負担できないきんがくではないことも多いです。
数万円が10万円台になった
これならリスクと費用負担アップを考えたら悪い話ではない場合もあります。
また最近では狭小な土地でもうまく活用してコインパーキング用地として活用されることも少なくありません。
収益が出るほどのものではありませんが、固定資産税負担くらいはまかなえることが多いです。
そう考えているのなら、わざわざ面倒な解体なんかしなくてもいいかもしれません。
特に解体費用を誰が負担するか?もよくもめるところですからね。
知っておいて欲しいのは「実家を解体した売却値段」と「実家を解体しなかった売却値段」がさほど変わらなかったということもよくあることなんです。
「せっかく苦労して解体までしたのに・・・」
という事態は避けなければなりません。
とりあえず「今のままの状態でいくらで売れるか?」だけでも調べておいて損はありません。
▶ 実家の空き家をどうする?今のままだとご近所さんも次の子供も大迷惑
実家の空き家をどうする? いつもあなたの頭の片隅に浮かんでは無理やり打ち消してているかもしれません。 空き家の実家の問題を解決するには ・片付けも大変 ・他の兄弟たちとの話し合いも大変 だからです。 なにもあなたが率先し …