
亡くなった親の家の片付けがまったく進まないのでうんざりしてはないですか?
実家の片付けはなかなか他の兄弟の協力が得られません。
「実家の片付け?今はちょっと忙しいんだ。妹のおまえに頼むからよろしく!」
「姉さん、俺は離れて暮らしているから実家にはそうそう帰れないよ!」
いろいろな言い逃れを作っては他の兄弟たちは逃げてしまいます。
遅々として進まない実家の片付けに業を煮やしたあなたはきっと他の兄弟たちと実家の片付けで揉めることもよくあることでしょう。
実は、みんな実家の片付けなんてしたくないんです。
なぜなら実家の片付けって、体力的にも精神的にもとても辛いものだからです。
でも、それっていつも娘だけによく押し付けられるんですね
実家の片付けはよく娘だけに押し付けられるから揉める
仕事があったり、離れて暮らしていることが多い息子はどうしても実家の片付けに消極的です。
その点、娘は実家の近所に住んでいたり親の介護もしてきたことでしょう。
その流れからどうしても実家の片付けは娘に押し付けられてしまいます。
今まで親の介護で苦労してきた娘だからこそ実家の片付けをチャンスにすれば?
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」
これ、他の兄弟たちの親の介護の感謝も同じことがいえます。
親が亡くなってすぐなら、
「長男の俺に代わって、いろいろ有難う」
「お義姉さん、さぞ介護は大変だったでしょう?ご苦労様でした」
そんなしおらしい言葉をかけてくれていた他の兄弟たちの感謝の気持ちも、時間の経過と共に薄れていくのは仕方ありません。
だからこそ、他の兄弟たちに感謝の気持ちが残っているうちに貰えるものは貰っておくことをおすすめします。
そのチャンスが娘がやる実家の片付けなんです。
ただし、やり過ぎると遺産相続のトラブルになりかねないので気を付けてください。
実家の片付けで娘と他の兄弟が揉めるのはゴールとメリットを伝えないから
実家の片付けで他の兄弟が協力してくれないでよく揉めるのは珍しくありません。
そこで実家の片付けで兄弟で揉めないためには「ゴールのメリット」を他の兄弟たちに提示することなんです。
実家の片付けで兄弟が揉めるのは親が持ち家だったから
実家の片付けで揉めるのは「親が持ち家だった」場合がほとんどです。
なぜなら賃貸だと無駄な谷内恩が発生するために、兄弟みんなは目の色を変えてサッサと片づけます。
でも、家賃がかからない実家が持ち家だと「まあ、そのうちに・・・」と実家の片付けが先延ばしになります。
なにより親が亡くなってすぐには、なかなか実家の片付けには手が付けられません。
四十九日
納骨
一周忌
三回忌
これらのタイミングを逃せば実家の片付けは、みんな見てみないふりをしてしまうものです。
実家の片付けをするメリットとはズバリ「お金」です
亡くなった親の家が持ち家である以上、売ればお金が手に入ります。
今の時代、田舎の実家だとあまり期待はできませんが、都市部だと結構大きな金額が期待できます。
- 遺品整理にかかる費用の削減
親が生きているうちに片付けを進めておくことは、将来の遺品整理費用の削減にもつながります。専門業者に遺品整理を依頼すると、その量や内容によって数十万円から百万円以上の費用がかかることも珍しくありません。事前に不要なものを処分しておけば、遺品整理の量も減り、業者に支払う費用を大幅に抑えることができます。 - 賃貸・売却による収益化
片付けが完了し、家がきれいになれば、賃貸物件として貸し出したり、売却したりする選択肢が現実的になります。賃貸であれば定期的な家賃収入が得られ、売却であればまとまった資金を得ることができます。これにより、親の介護費用や自身の老後資金など、将来の経済的な不安を軽減することにつながります。 - 不要品の売却による収入
長年実家に眠っていた家具、家電、骨董品、ブランド品、衣類など、意外な高値で売却できるものが少なくありません。フリマアプリやリサイクルショップ、買取業者などを活用することで、まとまった現金収入を得られる可能性があります。特に、状態の良いものや希少価値のあるものは、想像以上の価格で取引されることもあります。 - 固定資産税などの負担軽減
実家が空き家状態になっている場合、そのまま放置すると固定資産税や都市計画税がかかり続けます。片付けを進め、賃貸に出したり売却したりすることで、これらの税金負担から解放されます。特に、家屋が老朽化している場合は、解体して更地にする選択肢もありますが、この場合も片付けが前提となります。 - 光熱費・維持管理費の削減
使われていない部屋の電気をつけっぱなしにしていたり、水道を流しっぱなしにしていたりすることはなくても、空き家であっても最低限の維持管理は必要です。定期的な換気や清掃、庭の手入れなど、目に見えないコストがかかります。片付けを機にこれらの維持管理にかかる手間や費用を見直すことで、無駄な出費を削減できます。
このように、実家の片付けは単なる労力ではなく、将来を見据えた「投資」と考えることができます。
不要なものを手放し、資産を有効活用することで、経済的なゆとりを生み出す大きなチャンスとなるでしょう。
具体的な金額の提示が他の兄弟を動かす
「お兄ちゃん、母さんたちの家 ●●●万円くらいで売れるらしいよ!」
「えぇぇ、本当か?」
今まで実家の話をすると明らかに嫌な顔をしてきた他の兄弟たちの反応が変わるはずです。
なにより、真っ先に反応するのが義理の姉や妹。
つまり兄弟の配偶者たちです。
今まで義両親の介護にはまったく非協力的だったのに…。
義姉妹たちが突然義実家の片付けに協力的になる?
親を亡くして実家の片付けをしなければならな年代は50歳後半から60歳前後だと思います。
この年代の人は、今度は自分たちの老後の心配もしなければなりません。
そんな不安がある時に「実家を売却したらウン百万円(あるいはウン千万円)が入ってくることがわかるといてもたってもいられません。
なにより、そのことになにより敏感なのが義理の兄弟姉妹たちです。

今まで実家の片付けから逃げ回っていた他の兄弟たちの手のひら返しに腹が立つのはよくわかります。
でも、実家の片付けをスピーディーに終わらせるには我慢するしかありません。
特に大切なのは、具体的な金額を提示することなんです。
「実家を売却するために片付けましょう」では他の兄弟たちはなかなか動いてくれないことでしょう。